同じ片側の目の奥えぐられるように激痛…「群発頭痛」

罹患者約10万人、慢性頭痛のひとつで群発地震のようにある時期になると集中的に頻発する。20−30代から起こり始め、女性の4−5倍、男性に多い。

 痛みは、ほとんどの人がいつも同じ片側の目の奥で、キリでえぐられるような激痛が1−3時間続く。痛む側の目から涙が出たり、鼻水や鼻づまりを伴うが、片頭痛のような吐き気はない。

 この恐怖の頭痛が毎日のように一定の時間帯になると起こり、2週間−2カ月に渡り繰り返される。その期間が過ぎればケロリと治ってしまう。が、毎年または2、3年周期で決まった時期を迎えると再び襲ってくる。「夜に起こることが多く、お酒を飲むと痛み出すのも特徴。痛みの原因は目の後ろにある内頸動脈に炎症が起こり、血管が拡張して神経が圧迫されるため。ただ、なぜ周期的に発症するのか分かっていない」(寺尾クリニカ・寺尾一郎院長)。

 季節による体内リズムの変化などが指摘されており、春先や秋口など季節の変わり目は要注意だ。

 治療では、主に頓服薬として片頭痛薬でもあるトリプタン製剤(血管収縮薬)が使われ、今年から即効性のある自己注射も保険適用になっている。狭心症や高血圧で薬が使えない人には、酸素ボンベ(レンタル)で酸素吸入をして痛みを軽減させる方法(保険適用外)もある。

 ★「群発頭痛」チェックリスト

 (1)片側の目の奥やこめかみが激しく痛む

 (2)えぐられるような我慢できない痛み

 (3)2週間−2か月間、毎日のように同じ時間帯に起こる

 (4)1回の痛みは1−3時間で治まる

 (5)毎年あるいは2、3年に1度、決まった時期に周期的に起こる

 (6)いつも同じ片側に痛みが起こる

 (7)痛む側の目から涙が出たり、充血する

 (8)痛む側の鼻が詰まったり、鼻水が出る

 (9)アルコールを飲むと必ず痛みが出る

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